(3/17 更新)
本物の職人さんと共同!★カレープロデュースCURRY_STYLE
本格派!IIDXコンパネを作ろう!

●PSおよびPS2などで、いろいろな音ゲーが移植されていますが、それらのコンパネに満足いった人ってどのくらいいるのでしょうか?例えば、初代Beatmaniaコンパネ(アスキー製)なんてのは、スクラッチがひっかかるし、ボタンはがちがちうるせーしで、当初購入したその日に売っぱらった記憶があります。その後DDRのマットとか、ポップンコントローラーとか、どう贔屓目をしても良いと言われるコンパネが無い・・。そのへん、ちょっぴりですがコナミも分かってきたようで、値段がかかりますがACそっくしな物を作成して売ろう!という企画で「カスタムファクトリー」なんちゅうものをやっておりますが、第1作目のDDRコンパネは約20万円という鋭い値段で限定100で売り出し、募集期間は長かったとは家完売。その出来は20万円払って良かった!という出来でした。

(20万コンパネ購入レポ)

その後、第2弾でポップンACスタイルコントローラーというものを開発。DDRの時と違って、プロトタイプを2種類作成。ゲームショーに出品したり、ネットで質や値段をUSERの声を聞きながら作成した結果、値段は3万なのですがどうにもこうにもボタンを叩く音がうるさいらしく、各地でACスタイルコントローラの改造を施しています。

各地
にゃみ通笑わない人の人生

で、現在第3弾IIDXコンパネを作成しているようなんですが、以前コナミのコンパネ開発者の方が気になる発言をしておりました。現在はコナミスタイルに方には掲載されていないので、正確かどうかはわかりませんが、「現在発売されているIIDXのコントローラは、ボタンの部分を静穏化するために工夫が施されているのですが、その為にボタンを叩いた時のクリック感が失われているというUSER様からの要望があったようです。カスタムファクトリーで扱う時には、アーケードのボタンをそのまま使うとコンパネが非常に厚いものになってしまい、作成できないので、ボタンの部分は1から創りなおし、ボタンを叩いた時のクリック感はギミックを使用して実現させるかもしれません。」という内容が書かれていたはずで、IIDXファンの私としては非常に不安。しかも、USERアンケートと称するものには、「3万以下で、アーケード仕様で、PSのコントローラーみたいに、スクラッチの位置が更えれるものがいいなぁーボタンは光らなくていいからさ。」という、これまた中途半端な解答が・・・。(ちなみに、次回のカスタムファクトリーはドラムだそうです。)

これは自作しか無いな・・しかも本格的に!でも、7個の性格な穴を空けたりするのは非常に困難。ということで、以前より知り合いの建築業者の社長と提携!★カレープロデュースIIDXコンパネを作成することになりました!しかもスクラッチも、なるべく本物に近づけるということで!!


図面を書いてもらいました。やはりプロの仕事です。これらの数値は穴の大きさです。


出来上がり!!サスガ!プロの仕事!!!

このプロが作った箱に、いよいよアーケード用のキーやターンテーブル(PS2用)を取りつけ作業します!
※注意!この文章は、コナミの製品「ビートマニアIIDX コントローラ (PS・PS2)」を改造して使用することを推奨するものではありません。この文章を見て真似して壊しても私の責任じゃございませんので、そのへんよろしゅう。

作成工程表ー。わかりにくいかと思われますが・・すまんです。口下手なんで。
STEP1【材料】

STEP2【基盤&スクラッチ摘出】

STEP3【スクラッチの加工】

STEP4【配線】

STEP5【とりつけ】

STEP6【最後に】



STEP1【材料】
自作版IIDXコントローラーを作成するに当って、一応材料というものが必要です。(あたりまえだ!

IIDXアーケード用ボタン。通販で1個1800円くらいで購入出来ます。ダブルプレイに必要な個数は14個・・・
尚、マックジャパンにTELでも注文可能なようです。私はここで購入しました。

30φのボタン。スタート&セレクト用。バッチリ穴あけてます。

PS2用IIDXコントローラー。基盤やスクラッチの部分を使用します。PS2

はんだ、はんだごて、穴を開けるドリル、各ボタン等を配線する為の線など。ドライバーも必須でございます。

STEP2【基盤&スクラッチ摘出】

先ずIIDXコントローラをばらします。全てネジで止まっているので、ドライバー1本でOK。

もちろん、こちらもばらします。


ここまでばらしましょう〜。くれぐれも静電気に注意。

STEP3【スクラッチの加工】
スクラッチの加工です。以前やったCD−Rの中央部分を切り取って・・というやり方では、スクラッチが思うようにまわらないということが判明しました。

実はこのスクラッチ。摘出したままですと支えが無く、さかさまにするとターンテーブルがぼっこり外れてしまいます。そこで簡単な加工をすることに。

必要なものは、厚さ1mmのアクリル板とアクリルカッター。厚さ1mmのアクリル板は非常に加工しやすくて便利。穴も空けやすいです。

約3x4cm程度の大きさに切って、丁度まん中よりやや上あたりに6φの穴を空けます。

で、ボンドなどでこのようにくっつけましょう。稼動する部分(中心)にはグリースを塗るとスベリがよくなるようです。

あとは、このように中央の部品を最初に付いていたのとは逆に取りつければOK。これで逆さまにしても落ちないし、スクラッチもくるくる回るようになります。これ重要っす。

で、オマケなのですが、このスクラッチはアーケードに比べて少し小さめ。1Pでプレイする分にはこれでOKなのですが、ダブルプレイをしようとすると、スクラッチがいまいちなんですよ。そこで、ターンテーブルに少々手を加えることにします。これはきのこ事務次官のアイデア

先ず、LDのシングルを近所の中古屋さんで購入しましょう。(約200円くらいで売ってます。秋葉原でも購入できます。)で、仮固定する為にスクラッチにりゃんめんテープをはり、

固定する為に使うビス。ホームセンターで120円くらい。余り長いものは避けましょう。

ターンテーブルとLDをくっつけたまま、ドリルでドリドリー。センサーが関知する部分のちょっと内側に穴を開けるのがOKみたい。LDはキズつきやすいので、ドリルは慎重に使用しましょう。

あとは、ビスで止めるだけ。これで完全に固定されます。

完成!本物より少々小さいのですけどね。最初の時よりはるかに回しやすくなります。

STEP4【配線】
配線にはハンダごてを使います。学校で習う技術くらいで充分。でも、熱いから気を付けてね!熱くなったハンダが目の中に入ったらたいへんです!

本当は、根元の線(色が付いている部分)をばらして一つづつ付けていってもよかったのですが、加工に失敗して、やっぱりIIDXのコントローラに戻そう!ってこともあるやもしれません。ちゅうことで、基盤に付いているジャンパー線の部分にハンダをすることに。

各ボタンの配線なのですが、どうやら片方は必ずGNDのようです。

ちょっとわかりずらいですね。(;^^) 一応、各種ボタンのスイッチの下の部分をリング状に配線。(全て連結しましょう。)

こんなかんじ。(うぉーいいかげんな図だのぅ。)注意!STARTとSELECTボタンはこの時ハンダ付けしてはいけません!ボタンを本体にはめてからハンダ付けしましょう。

STEP5【とりつけ】

では、いよいよ板の方に取りつけ作業をします。

先ずはボタンをバシバシ!とはめちゃいましょう!その後、START&SELECTボタンを基盤にハンダ付けしましょう。

その後鍵盤をはめて行きましょう。

あとは、スイッチをポコポコはめてくださいな。注意!静音の為にグラスウール(黄色い部分)が貼ってあります!皮膚など直接ふれるとかぶれますので、作業は慎重に!!

スクラッチを付けて、これで完成!!

スクラッチの位置はここです。

尚、スクラッチにLDをくっつける加工をしている人はこの位置に中心が来るように、スクラッチを調節してください。(まぁ、回しやすい位置をさがしてください。上記のやつは目安です。)

これで完成です!IIDXをやりまくりましょう!!

STEP6【最後に】
シングル用のコンパネ完成!





こちら!作成の方法は、上記のダブルとほぼ同じ!ただ、スクラッチの下は大きな穴があいているわけでなく、

このように、小さな穴があいています。この穴から基盤を出してあげれば、スクラッチは簡単にとりつけ可能!

とりあえず、ひととおり終わったかな?はひぃー。

今回のプロジェクトに賛同して、箱を作成していただきましたミキホーム様、関係者の方々にお礼申し上げます。
※注意!この文章は、コナミの製品「ビートマニアIIDX コントローラ (PS・PS2)」を改造して使用することを推奨するものではありません。この文章を見て真似して壊しても私の責任じゃございませんので、そのへんよろしゅう。
※あと、この企画で儲けなどはほとんどありません。すべて材料費、人件費(職人の方)などの最低料金です。マジっす。